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色即是空 空即是色

般若心経というお釈迦さまが書かれた

お経の中でも、276文字と大変短く有名な

お経があります。

その中に、「色即是空 空即是色

(しきそくぜくう くうそくぜしき」と

47文字目に書かれています。

色とは、この世の中の形ある物全てを表し、

空とは、この世の目に見えない物全てを

表します。

色々な書物で解釈のしかたが様々です。

これから先は、昔に私が読んだ書物の

うっすらとした記憶の解説なので、間違って

いたら申し訳ありません。

色即是空、「この世の形ある物、それは全て 

空かもしれない」。空即是色「この世の目に

見えない物、それは全て 色かもしれない」 

例えば、一千万円の札束が目の前に

ありました。私のような庶民にとっては、

かなりの大金です。

形ある物にしか見えません。しかし、

資産が何百億もの大富豪に とっては、

そんなに大金ではないかも知れません。

ひょっとしたらあまり価値の無い、空に近い

物に見えるかも知れません。

そして、生まれたばかりの乳飲み子に

とっては、全く価値の無い物、正に空、

実態はあるけれど無いと同じ事です。

赤ちゃんの命をつなぐのは、お母さんの乳と

ぬくもりです。

形ある物は、実は人間の勝手な解釈で価値が

決まっているのかも知れません。

いかに冷静に物事に正確な価値観を

持っていくかが、生きて行く上で大切な

事ではないでしょうか?

そんな事を考えさせられる、大変ありがたい

お経です。

しかし、こんな解説では語り切れない、

計り知れないほど奥の深いお経です。

感謝。


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