享年(きょうねん)と行年(ぎょうねん)は、
死亡者の年齢を表すために使用される
言葉ですが、意味や使い方には違いが
あります。
享年(きょうねん): 「享年」は、故人の
死亡時の年齢を表す言葉です。例えば、
「享年50歳」という表現は、その人が
亡くなった時点で50歳だったことを示し
ます。この表現は故人の年齢を尊重する
ために用いられ、一般的に墓石や追悼の
言葉などに記されます。
行年(ぎょうねん): 「行年」は、故人の
生前の年齢を表す言葉です。例えば、
「行年80歳」という表現は、その人が
生前に満80歳まで生きたことを示します。
この表現は、故人の生涯を記す場合や
回顧的な文章で使われることがあります。
つまり、享年は死亡時の年齢を表し、行年は
生前の年齢を表す言葉として使用されます。
これらの表現は故人の年齢を示す際に
使われる慣用的な表現であり、死亡記事や
追悼文などでよく見られます。
よく位牌に満年齢とは違う年齢が書かれて
いると思いますが、「お寺様が間違えている」
と言われる方がおられます。
詳しくは菩提寺の住職に聞かれるのが良いと
思いますが、お腹に宿った時点1歳と数えて
さらに亡くなられた年を1つ足して
満年齢よりも2つ多い年齢が書かれる事が
あります。
一周忌は丸一年で迎え、三回忌は丸二年、
七回忌は丸六年目に迎えます。仏教には
それなりの教えがあるそうです。
詳しくは菩提寺にお伺いされる事をお勧め
します。
感謝。