色々な商売がある中で、どんなに不況でも
繁盛しているお店や、景気が良くても流行らない
お店があります。
その要因を考えた時、色々な事が思いつきますが、
その中でも悪循環になっているお店は第一に
損得勘定を考えているように思います。
全体を見るのではなく、一人のお客様から利益を
出そうとすると、客足がどんどん遠のいて行き、
さらに客単価を上げないと成り立たない状況に
なってしまい、景気が良くても流行らないお店に
なってしまいます。
逆に、お客様に喜んでいただく事を第一に考えて
いるお店は、サービスや値引きをする事によって
その日一日が赤字になるかもしれませんが、
全体を見れば、どんどん客足が増える事によって
黒字を生んで景気が悪くても、流行るお店に
なっています。
ちょとした考え方の違いが運命を左右します。
私達の仕事に置き換えても、同じ事が考えられ
ます。
都会の老舗の葬儀社は大手互助会や最近増えて
きた、低料金を売りにした小規模な葬儀社に
対抗して、「家族葬プラン」を売り出し、
その結果、単価が低い小規模な葬儀が増えた
半面、一般葬や社葬は他の葬儀社に流れて行き、
自社の100名を超える大ホールは、稼働率が
ほぼゼロになり、売上高が大減少してしまった。
と言う事例がたくさんあります。
元々、互助会や小規模な葬儀社とは毎月の
ランニングコストが全然違うので、成り立って
行かなくなる葬儀社は少なくありません。
そんな中でも、信念を曲げず先代から受け継いだ
事を大切に考えている、老舗の葬儀社は
売上げを下げることなく多くの方に支持をされて
います。
決して、家族葬や小規模な葬儀が流行している
から、多いのではなく、志を曲げずに自分達の
サービスに絶対的な自信を持っている会社が、
支持をされているのだと想います。
私達も、志を曲げずに、お客様のために努力を
続けて行きます。
感謝。