以前、葬儀に参列した時の事ですが、やはり
同業なので色々な事を観察してしまいます。
担当者の方がお棺の上の棺掛を外されて、
何気なく椅子の背もたれに掛けられました。
おそらく、そこの葬儀場では当たり前の事なので
しょうが、普通は考えられません。
棺掛というのは、故人様がお納めされた御柩の
上に掛けられるものです。
それを、人が腰掛ける椅子に掛けるというのは
いかがなものでしょう?
人は、意外と色々な事を見ているものです。
また、その場で言ってくれないのも人です。
終わった後で、人に伝えるのも人です。それが
いつしか評判になり、気が付いた時には
多くのお客様を失っていた!という話は少なく
ありません。
ちなみにその担当者の方は厚生労働省認定の
葬祭ディレクター1級を取得されていました。
名札には堂々と、その認定書が輝いていました。
資格や経験は大切な事です。しかし、もっと
大切な事が私達の仕事には山ほどあります。
前職でお客様の評判が一番良かったのは、
昨日今日研修を終えたばかりの新卒の社員でした。
真心がお客様に伝わらなければ、本当のサービス
とは言えません。
だから常に勉強と努力を重ねなければ、最高の
サービスは出来ないと私達は考えています。
いつも、そんな事を話し合いながら、スタッフ
一同最高の送りの儀式を目指しています。
感謝。