昔に比べて最近は、お亡くなりになられる方の
年齢が大変ご高齢になりました。
昔は女性でも80歳半ばで往生されれば「頑張った
ね」と言う時代でしたが、最近では「少し早かった
ね」と言う声を聴くようになりました。
医療の進歩や、食べ物などの変化で平均寿命は
延びています。
これは数年前のお話なのですが、あるお宅から
「母が自宅で亡くなったので迎えに来てほしい」
とご連絡をいただき、ご自宅に向かいました。
お亡くなりになられたおばあちゃんは99歳の方で、
白寿のお祝いの年でした。数えで100歳!
その方は、その日までお一人暮らしをされて
おられました。前日洗濯をされ、きれいに
干されていました。
夕食もご自分で作り、後片付けもきちんとされて
おられました。
そして、お亡くなりになられたそのお姿は、
布団の中で眠るように安らかに、旅立たれてい
ました。
声をかければ、目を覚まされそうな安らかな
お顔でした。
長年多くの方をお送りさせていただきましたが、
こんな大往生はそうはありません!
誰の世話にもならず、一人静かに100歳で旅立たれ
ました。
ご葬儀で、ご遺族様から語られた言葉は
「さようなら」ではなく「ありがう」・・・・
そして、また会いましょう!
感謝。