この世の人の命は、年齢に関係なく、
いつ終わるかわかりません。
今を生きていても、次の瞬間どうなるかは
誰にもわかりません。
もしも無常の風(死の瞬間)が訪れた
ならば、百年生きたとしても、その人生は
夢や幻よりも儚いものです。
朝には血色の良い顔をしていた人が、
夕方には白骨となってしまう――
これが私たちの現実です。
無常の風が吹けば、目は閉じ、息は止まり、
やがて顔の色は失われてしまいます。
家族や親しい人たちがどれほど悲しんでも、
死んでしまった人が生き返ることは
ありません。
人の命の儚さを思えば、それはまるで
朝露が消え、花が散るようなものです。
だからこそ、死後の世界のことを考え、
阿弥陀仏に救いを求め、心から念仏を
唱えて生きることが大切なのです。

感謝。