マザー・テレサが「愛の反対は悪ではなく
無関心です」と語った背景には、貧しい
人々や苦しむ人々に寄り添う中で感じた、
“人の冷たさ” や “見て見ぬふり” に対する
強い想いが込められています。
彼女は、インドのカルカッタ(現在の
コルカタ)で、最も貧しく、誰からも
見捨てられた人々のために尽くしました。
彼らが最も苦しんでいたのは、「食べ物が
ないこと」や「病気であること」だけでは
なく、「誰にも気にかけられないこと」でした。
**「憎しみや悪はまだしも、それを向けられる
ことで”存在を認識”される。しかし、無関心は
”存在すら認めない”という最も冷酷な形である」
**という彼女の考えが、この言葉に込められて
います。
この言葉は、私たちにも大きな問いを投げかけて
います。
•目の前で困っている人を、無関心で通り過ぎて
いないか?
•社会の問題に対して、「自分には関係ない」と
目を背けていないか?
マザー・テレサの思いは、ただ「助けなさい」
と強要するものではなく、「関心を持ち、
人と向き合いなさい」という、愛の根本的な
メッセージなのです。

感謝。