告別式とは、文字通り「故人に別れを告げる式」
です。
一般的には、葬儀(宗教儀式)に引き続いて
行われることが多く、
• 家族
• 親族
• 友人
• ご近所の方
• 職場関係者
などが一堂に会し、故人との最後の別れを惜しむ
場とされています。
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【葬儀と告別式の違い】
実は、葬儀と告別式は本来別の意味を持って
います。
項目
内容
☀︎ 葬儀(そうぎ)
宗教的な儀式(僧侶による読経など)を通して、
故人の冥福を祈る場
☀︎ 告別式(こくべつしき)
参列者が故人に別れを告げるための社会的・
儀礼的な場
かつては「葬儀」と「告別式」を分けて行う
こともありましたが、現在では1つの流れの中で
同時に執り行われるケースが一般的です。
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【告別式で行われること】
• 焼香や献花
• 弔電の紹介
• 親族・代表者からの挨拶
• お別れの儀(故人への花入れや棺との対面)
• 見送り(火葬場へ出棺)
この時間は、形式ではなく“心の整理”の時間とも
いえます。
人は別れを実感してはじめて、少しずつ前を
向くことができるのです。
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【なぜ告別式が大切なのか】
告別式は、
• 悲しみの中にある家族を支える
• 故人との思い出を共有する
• 自分の中で区切りをつける
そんな時間でもあります。
「ありがとう」「さようなら」「また会う日まで」
…それぞれの言葉は声に出さずとも、心の中で
しっかり届けられる場なのです。
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【まとめ】
告別式は、
ただ儀式を終えるための時間ではなく、
“心からのお別れ”を伝える大切な時間です。
しかし、宗派によっては告別式と言う言葉を
使わない宗派もあります。
人の死はお別れやさよならでは無いと言う
教えがあります。
その場に応じて使い分ける事も大切な儀式です。

感謝。