観光地にある飲食店や施設は、極端な話、
リピーターがいなくても成り立つことが
あります。なぜなら、そこには“次から次へと
新規のお客様”が訪れるからです。
初めて来た土地、ガイドブックに載っていた
お店、SNSで見かけた景色——それだけで人は
訪れます。仮に味が少し残念でも、サービスが
少し雑でも、その場限りの体験として完結し、
「二度と来ない」前提の商売でもなんとか
なるのです。だから、潰れないお店も多い。
でも、地域密着型の商売はまったく違います。
「また行こう」「あの人にまた会いたい」と
思ってもらえることが全て。
リピーターがいなければ、たとえ一時的に人が
集まっても、いずれ見放されてしまいます。
一人ひとりの顔が見える商売。
小さな声に耳を傾け、細やかな気配りを忘れず、
常に進化しながら信頼を積み上げていく。
それが、地域密着の生命線です。
新規のお客様を大切にするのはもちろんですが、
それ以上に、何度も足を運んでくれる人に
「また来てよかった」と思ってもらえるような
仕事をしたいと思っています。
信頼は“また”という言葉の中にある。
それが、私たちの原点です。

感謝。