かつて「お墓を守る」ということは、家族の
中でごく自然な役割でした。
長男が家を継ぎ、お墓を守り、先祖に手を
合わせるのが当たり前。
お墓は“家の象徴”として、子や孫へと
引き継がれていくものでした。
しかし、時代は大きく変わりました。
核家族化や都市部への人口集中により、
故郷のお墓を守る人がいなくなったり、
遠く離れた場所にあるため管理が困難になる
ケースが増えています。
「いつか帰ってお参りしよう」
「継ぐ人がいないけど、処分するのは
忍びない」
そうした思いのまま、墓地に誰も訪れなく
なり、無縁墓として扱われてしまうお墓が、
いま全国で増え続けています。
「お墓を守る」ことは尊い行為ですが、
それを**“残すこと自体が負担”になってしまう
**時代になりました。
それは決して「ご先祖を粗末にする」という
ことではありません。
大切なのは、形ではなく“心”です。
たとえ墓がなくなっても、心の中で手を合わせ、
想いを継いでいくことはできます。
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いま、永代供養や樹木葬、合祀墓など、
「遺された人に負担をかけない」選択肢が
数多くあります。
一度、ご家族で「これからのお墓のあり方」
について話し合ってみてはいかがでしょうか。
私たちは無縁墓にならない方法をいくつも知って
います。
ご相談していただければ適切にアドバイスさせて
いただきます。

感謝。