葬儀の形は時代とともに多様化し、「直葬」や
「火葬式」という言葉を耳にする機会が増えて
います。
どちらもお通夜や告別式を省略して火葬を行う
形式ですが、実は内容や意味合いに違いが
あります。
岩国市で葬儀を検討されている方に向けて、
それぞれの特徴と選び方をわかりやすく
解説します。
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初めに
※ 直葬は本来は「直送」と表記するのが正式です。
直接火葬場に送るという意味合いを持って
います。
しかし「直送」だと葬儀以外の一般用語
(荷物の直送、商品直送など)と混同しやすい。
•「葬」という字を使うことで、葬儀の一形態で
あることを明確にしたかった。
•葬儀社がパンフレットやプラン名で「直葬」と
表記するようになり、次第に一般にも浸透。
さらに詳しく解説すると、「直送」はご遺体を
直接火葬場に移動させる行為を指し、
「直葬」は通夜や告別式などの儀式を行わず、
火葬のみを行う葬儀形式を指すようになり、
現在では、それらの意味を全て合わせて「直葬」
という表記になっています。
※ 「火葬式」は、その言葉や形式は、もともと
日本の伝統的な葬送儀礼にはなく、近年に
なって葬儀社が簡略化葬儀の一形態として
打ち出したものです。
本来はどちらも同じ意味合いを持っていますが
どちらも近年の葬儀事情の変化に伴い、葬儀社が
作った儀式と理解していただいて良いと思います。
トワのプランには火葬式はありません。
これらを踏まえて違いを解説します。
1. 直葬とは
直葬(ちょくそう)は、病院やご自宅から
直接火葬場へ搬送し、火葬のみを行うシンプル
な形式です。
僧侶を呼ばず、宗教儀式を行わないケースが
多く、費用を最小限に抑えることができます。
流れは以下の通りです。
1. ご遺体の搬送・安置
2. 火葬当日に直接火葬場へ
3. 火葬のみを実施
費用の目安は岩国市の場合 5〜10万円台 が
多く、参列者はごく少人数。
「故人の遺志で簡素に」「経済的な理由で」と
いう場合に選ばれる傾向があります。
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2. 火葬式とは
火葬式は、火葬の前に僧侶による読経や
お別れの時間を設ける、小規模な葬儀です。
式場や安置所で短い儀式を行った後、火葬場へ
向かいます。
1. ご遺体の搬送・安置
2. 火葬前に短時間の儀式(読経・お別れ)
3. 火葬
費用の目安は 10〜20万円台 が多く、宗教的な
形式を守りながらも負担を抑えられる点が
特徴です。
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3. 選び方のポイント
• 宗教儀式を省略 → 直葬
• 最低限の儀式を行いたい → 火葬式
• 後日、本葬やお別れ会を予定 → 火葬式
• 費用をできるだけ抑えたい → 直葬
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4. まとめ
直葬も火葬式も、シンプルで負担の少ない
葬儀スタイルです。
ただし、宗教儀式を行うかどうかによって
意味合いや費用が変わります。
故人やご家族の想いを大切に、事前にしっかり
相談して決めることをおすすめします。
岩国市での葬儀に関するご相談や費用の目安に
ついては、いつでもお気軽にお問い合せください。

感謝。