Skip to main content

ブログ

ホーム ブログ 分骨は良くないのか?

分骨は良くないのか?

葬儀やご供養の場でよく耳にする言葉の一つに

「分骨は良くないのでは?」というご質問が

あります。

大切な方のお骨を複数に分けることに、どこか

ためらいや不安を感じられる方も少なく

ありません。

しかし、現実を見つめてみると、分骨という

行為は決して特別なものではなく、むしろ

自然に行われていることが多いのです。



火葬場での現実

火葬が終わった後、ご遺族は「収骨(お骨上げ)」

を行います。

このとき、すべてのお骨を拾い上げて持ち帰る

わけではありません。

実際には、火葬炉に残ったお骨の一部は

収骨されず、そのまま火葬場が管理する

**市町村の合同墓(納骨先)**に埋葬される

仕組みになっています。

つまり、私たちが気づかないうちに、**火葬場の

時点でお骨は分けられている(=分骨されている)

**のです。

分骨は「悪いこと」「いけないこと」では

ありません。

むしろ、お骨を分けて複数の場所に納める

ことで、

•離れて暮らす家族それぞれが手を合わせられる

•菩提寺と霊園、両方にご供養できる

•故郷と現住所、両方で想いをつなぐことが

できる

といった、ご家族の心を支える役割を果たす

ことが多いのです。



大切なのは「気持ち」

ご先祖や大切な方が望まれているのは、形式では

なく、ご家族の真心のこもったご供養だと

思います。

「分けてはいけない」と思い込んで悩まれる

よりも、どのようにすればご家族皆が安心して

供養できるかを考えることが大切ではない

でしょうか。

分骨は決して特別なことではありません。

大切なのは「どう分けるか」ではなく、

「どのような想いでお祈りするか」。

その気持ちこそが、故人にとって一番の供養に

なると信じています。

感謝。


ご葬儀や費用のこと、
お気軽にお問い合わせください
急を要する場合や、
些細な質問でも構いません。
先ずは、ご連絡ください。