以前、自宅葬のご依頼をいただいた際、
喪主様のご希望に沿って飾り付けをさせて
いただきました。
祭壇は使用せず、ご仏壇の前でお通夜と葬儀を
執り行うという、とてもシンプルな形でした。
お通夜の夜、ご住職様のご法話でこうお話が
ありました。
「今回の葬儀は、喪主の希望を丁寧に取り入れ
られた、葬儀屋さんの気持ちが伝わってきます。
きっと故人も納得されていることでしょう。」
その言葉には、すべてを悟られたような深い
優しさがありました。
ご親戚の中には「最後なんだから、もう少し
立派にしてあげれば良いのに」との声も
ありましたが、私たちトワ家族葬ホールの
スタンスは、あくまでご遺族様のご希望を
第一にというものです。
見栄を張らず、静かに、心を込めて送りたい
という喪主様の想い。
その気持ちを形にできたこと、そしてご住職様の
ご法話でその想いが救われたことに、
心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ご住職のお心遣いに——ただ、深く頭が下がる
思いでした。

感謝。