Skip to main content

ブログ

ホーム ブログ **今を取るか、先を取るか。

**今を取るか、先を取るか。

揺れる心の中で、それでも親は歩き続ける**

最近は男性の育休が取れる会社も増えて

きました。

それでも、社会全体を見ると、まだまだほんの

一部にすぎません。

子どもが小さい頃は、二度と戻らない時間です。

「今しかない」「ちゃんと可愛がってあげたい」

そう思うのは親として当然の気持ちです。

しかし、現実はいつも優しくはありません。

漁師さんや海上自衛隊の方のように、何ヶ月も

家に帰れない仕事だってあります。

家族の時間を大切にしたくても、仕事がそれを

許さないこともある。

胸の奥が痛むような、どうしようもない

現実です。



“仕事を優先した親”は、本当に間違って

いるのか?

子どもが成長したとき、「大学に行きたい。

でもお金がない…」

そんな状況になれば、親として胸が刺さります。

たとえ小さかった頃に、毎日抱きしめて、

可愛がって、どこかに連れて行ってあげて

いたとしても、子どもは覚えていないかも

しれません。

幼い記憶は、風のように消えてしまうからです。

一方で、「寂しい思いをさせてしまった」

そう悔やみながらも、その間に必死で働いた

対価で、子どもが大きくなってから「やりたい

ことを選べる自由」を渡せる親だっている。

どちらが正しい、どちらが愛情深い。

そんな単純な答えはありません。



愛の形は、“今”だけでは測れない

子どもの記憶に残るのは、一緒に過ごした

時間だけではなく、「自分のために、大人が

どう生きたか」という姿そのものです。

・そばにいてくれる親の愛も

・遠くで家族のために働き続ける親の愛も

どちらも本物です。

人の人生は、“今”を大事にする愛と、

“未来”に備える愛の両方で成り立っています。

どんな選択をしても、その裏側には必ず「家族

を想う気持ち」があります。



**未来に答えがあるのではなく、

今日の一歩に答えがある**

親は、正解のない道を歩いています。

今を優先しても、未来を優先しても、迷いが

なくなることはありません。

だからこそ、「今日、自分が選んだ一歩を

大切にすること」

それだけが、唯一できる誠実な生き方なのかも

しれません。

大きくなった子どもは、親の“愛の形”をきっと

受け取ってくれます。

たとえ言葉にしなくても、きっと心のどこかで

わかってくれる。

親の人生は、いつだって迷いながら、それでも

愛を込めて進む道なのだと思います。

感謝。


ご葬儀や費用のこと、
お気軽にお問い合わせください
急を要する場合や、
些細な質問でも構いません。
先ずは、ご連絡ください。