人は誰しも、人生のどこかで「夢」を見つけ、
それに向かって一生懸命になった経験がある
のではないでしょうか。
すぐに夢を叶える人もいれば、途中で挫折を
味わう人もいます。
私たちも、まさにそのどちらも経験してき
ました。
しかし、いつも思うことがあります。
夢が叶うかどうかよりも、“夢を追いかける
その過程で何を経験したか”の方が、実は
はるかに重要だということです。
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■ 九分九厘ダメでも、一厘の可能性がある限り
人生には「もう無理だ」「これ以上は続け
られない」と感じる瞬間があります。
それでも、たとえ九分九厘ダメになっても、
一厘でも可能性が残っているなら絶対に
諦めない。
その“一厘”を信じ続けて夢を叶えた人を、
私たちは何人も見てきました。
最後の最後まで踏ん張った人には、必ず何かが
見えてくる。
その姿勢こそが人生を大きく変えていく力に
なるのだと思います。
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■ 可能性がゼロになっても、ただでは転ばない
たとえ夢が叶わず倒れたとしても、それで
終わりではありません。
私はよく、こんな言葉を若い方に伝えます。
「もし転んでも、ただでは起きない。せめて
草の一本でもむしり取って立ち上がれ。」
七転び八起き。
転んでも転んでも起き上がるその姿勢が、
次の目標へ向かう力になります。
その経験は必ず人生の糧になっていくのです。
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■ 諦めた瞬間に、すべてが終わる
どれだけ苦しい道のりでも、諦めた瞬間に
本当に終わってしまいます。
逆に言えば、諦めない限り終わらない。
何度でも立ち上がり、何度でも挑戦できる。
私たちは、そういう姿勢を大切にして
きましたし、今も若い方へその想いを伝え
続けています。
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■ 経験こそが人生を支える“財産”になる
夢を追う中で出会う人、悩み、葛藤、挑戦、涙、
そして感動。
その一つひとつが、人生の後半で必ず力に
なります。
夢が叶ったかどうかだけが全てではありません。
夢を追った“時間”が、その人を強く、優しく、
しなやかにしてくれます。
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■ 最後に
夢に向かって必死に生きた時間は、必ず人生の
どこかであなたを助けてくれます。
転んでも立ち上がり、また前へ進む。
その繰り返しの向こう側にこそ、きっとあなた
自身の“生きる意味”が見えてくるはずです。
諦めない心を、これからも大切にしたい
ものです。

感謝。