葬儀社は、24時間365日受付をしています。
もちろん、トワも例外ではありません。
人の最期は時間を選びません。
昼も夜もなく、平日も休日もありません。
だからこそ私たちは、いつでも対応できる体制で
いなければなりません。
トワを設立して間もない頃のことです。
深夜にご不幸の連絡が入り、通夜・葬儀の
ご相談のため、ある寺院のご住職にお電話を
しました。
正直、深夜でしたので申し訳ない気持ちで
いっぱいでした。
すると先生は、電話口でこうおっしゃいました。
「分かったよ、すぐにお参りに行くからね」
そして本当にすぐに来てくださり、ご遺体の
もとで枕勤めをしてくださいました。
私は思わずこう言いました。
「先生、深夜に申し訳ございません…」
すると先生は、笑顔でこう言われました。
「大丈夫、大丈夫。
いつでもいいからね。
いつでも行くからね。」
その言葉を聞いた時、胸が熱くなりました。
僧侶として、どんな時間であっても、どんな
状況であっても、故人のために、ご遺族のために
駆けつける。
自分の時間を削り、自分の体を削り、それでも
使命を全うするそのお姿。
あの時の光景は、今でもはっきりと目に
焼き付いています。
そして私は思いました。
葬儀に関わる者は、こうでなければならない。
私たちもまた、どんな時でも、何時でも、
もしもの時に備えていなければならない。
眠たい時もあります。
体がきつい時もあります。
それでも電話が鳴れば出ます。
あの時の先生の姿が、今でも背中を押して
くれるからです。
そしてこれからも、どれだけ年月が経っても、
あの言葉を忘れることはありません。
「いつでもいいからね。
いつでも行くからね。」
私たちも同じ気持ちで、これからも皆様の
もしもの時に備えて参ります。

感謝。