六曜の中に「友引」という日があります。
「友を引く」という字から、昔からこの日に
葬儀を行うのは縁起が悪いとされ、友引の日は
葬儀を避ける風習が広く知られています。
実際に、今でも多くの地域で友引の日には
火葬場が休みになっていたり、葬儀を行わない
習慣が残っています。
しかし、宗教的な意味で見ると、必ずしも葬儀を
してはいけない日というわけではありません。
仏教の教えの中に、友引だから葬儀をしては
いけないという決まりはなく、宗派によっては
迷信として捉え、通常通り葬儀を行う場合も
あります。
とはいえ、実際の葬儀ではご遺族のお気持ちが
何よりも大切です。
「やはり友引は気になる」
「縁起が悪い気がする」
「昔から避けてきたので外したい」
そのように思われる場合には、無理に友引の日に
行う必要はありません。
ただし最近では、都会を中心に火葬場が大変
混み合っており、友引を避けていると、火葬まで
に一週間ほど待つことも珍しくなくなって
きました。
ご安置の期間が長くなれば、ご遺族のご負担も
大きくなりますし、様々なご事情にも影響が
出てきます。
だからこそ大切なのは、迷信かどうかだけで
判断するのではなく、お寺様のご意見、ご親族の
お考え、そしてご遺族のお気持ちを大切に
しながら、よく相談して決めることだと思います。
葬儀に正解はありません。
大切なのは、故人様を想う気持ちと、
ご家族が納得して送り出せることです。
私たちはこれからも、それぞれのご家庭の
お考えを大切にしながら、最善の形をご提案
できるよう努めてまいります。

感謝。