葬儀と言う儀式も日々変化していますが、接客の
方法もまた昔とは変わってきている気がします。
以前大手葬儀社で長年お世話になり一流と言われる
接客の方法を叩き込まれました。
正座をしてお辞儀をする姿勢や30度のお辞儀は
どんな時にするのか、45度のお辞儀90度のお辞儀
座布団の向きまでも教えていただきました。
今でもいつでも使い分けができるほど鍛えられ
ました。
しかし、トワでは現在ほとんど使うことが
なくなっています。これは私達の微妙な感覚で
変化をしてきました。
昔はキチッと方にハマった接客を好まれる方が
多く一挙手一投足を観察され「ここはきちんとして
いる」と良し悪しの基準の一つに大きくなっていた
ような気がします。
しかし少しずつそんな接客は堅苦しい、敷居が高い
と思われる方が増えていているような気がします。
お客様の声として聞いたわけではなく、私達の
感覚です。
実際お客様が何を望んでおられるのかを瞬時に
見極めるのもとても重要だと思います。
私達の感覚では、安心感をもっていただける
ことが何より今望まれていることだと思います。
敷居が高いのではなく、何でも相談できて
話しやすい、そんな接客姿勢に私達は変わって
きました。これは私達の微妙な感覚ですが、
その時に応じて変化をしてきました。
最終的な判断はお客様ですが「トワさんで良かっ
た」と言っていただけるように日々努力をして
います。
接客のマニュアルを作ってもそれは常に変化を
していきます。正にそれは諸行無常です。
私達のマニュアルはスタッフ一人一人の心の中に
ある、優しさや誠実さです。
心の中にあるものしか時代の変化に対応できないと
私達は思っています。
誰からも教えてもらうことできないところに
究極のマニュアルが潜んでいます。
それを最大限に出してお客様に接することが
トワの接客マニュアルです。
感謝。