前職で冠婚葬祭互助会の営業活動をさせて
いただいていました。その後葬祭部門に異動に
なりそこで、お葬式の流れを勉強させていただき
ました。大変お世話になった会社で、やりがいも
ありましたが、色々な人とのご縁で「安くても、
親切で、良い葬儀」を合言葉にトワ家族葬ホール
岩国をオープンする事になりました。
葬祭部で集金業務をさせていただいていた時に、
すでに退職届を出し新しくトワを立ち上げる
つもりでした。そんな中、後輩の結婚式に参列し
て、久しぶりに互助会の営業部門の同僚や
上司に会いました。営業部は女性が多く、いつも
とは違う着物やドレスを着て綺麗にされて
いました。
その年は特に暑い夏でした。想い出話や、仕事の
話がはずむ中、営業部の女性の上司達の手が、
目に留まりました。顔はお化粧で綺麗にされて
いて、晴れやかな着物に身を包んでおられ
ましたが、手だけ真っ黒に日焼けをされていま
した。顔にはお化粧をしますが、手にはしません、
内勤業務の私の手は昔と違って白くなっていま
した。その時「今年の夏も暑かったんだな~!」
と教えられました。その手を見て、退職する前にも
う一度営業部でみんなと汗を流したいと思いま
した。
最後は原点の営業で幕を閉じたいと思いました。
結婚式の数日後、本部長に営業部に異動願いを
出しました。快く承諾していただいて、営業部で
最後短い間でしたがみんなと汗を流す事が出来
ました。
あの当時の上司には、本当に感謝しています。
以前は営業成績も上位に名を連ねた事も
ありましたが、最後は優秀な成績で終わる事は
出来ませんでした。しかし、悔いの残らない
終わり方が出来たと思います。人生の転機は誰に
でもありますが、私達がいつも思うのは、
いつも周りの多くの方のお陰で生きているという
事です。だから、感謝の想いを片時も忘れずに
生きて行きたいと思います。
感謝。