2007年4月ににトワ家族葬ホール岩国は

オープン見学会 を開催いたしました。

ありがたいことに、多くの方にご来館いただき、

会館の雰囲気や設備をじっくりご覧いただき

ました。

その中に、とても印象的なお客様がいらっしゃい

ました。

見学を終えられた後、その方は私達に

こうおっしゃいました。

「絶対、今からは少人数で、お金をかけない

葬儀の時代になる。

だから絶対に辞めずに頑張ってよ。

私たち、できる限り宣伝してあげるから。

私たちが死ぬまで、潰れずに、続けなさいよ。

約束よ。」

冗談半分のようにも聞こえましたが、どこか

本気の眼差しで、私たちの手を握りながら

伝えてくださった言葉でした。

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■ “約束”は嬉しいだけではない

三年後、そのお客様のご主人様のご葬儀を、

私どもでお送りいたしました。

約束は果たしたのかもしれません。

でも――胸の奥がぎゅっと痛むほど、悲しい

約束でした。

その奥様は、静かに涙をぬぐいながら、

「本当に良かったよ、トワに頼んで。」

そう言ってくださいました。

その言葉をいただいた瞬間、胸がいっぱいになり、

何も言えなくなりました。

嬉しいのでも、誇らしいのでもなく、ただただ

“人の気持ちの深さ” に圧倒され、心が震え

ました。

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■ 葬儀の仕事は “約束を守る仕事”

私たちの仕事は、“サービス業” と一言で済ませ

られるものではありません。

ご家族の不安を受け止め、その想いに寄り添い、

そのご家族だけの “約束” を、ひとつずつ丁寧に

守っていく。

ただそれだけのことですが、その「ただそれだけ」

が、どれほど重く、どれほど尊い仕事なのか…

その日ほど深く感じた日はありません。

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■ 最後に

あの見学会で交わした “約束”。

そして、その後にいただいた温かい言葉。

私たちはこれからも、派手な葬儀よりも、

飾らない “その家族のためだけの葬儀” を守り

続けます。

そして、あの日いただいた言葉を胸に、

これからも一件一件を、誠心誠意つくして

いきます。

言葉にならないほどの感謝を込めて。

感謝。