大晦日(おおみそか)は、一年の最後の日である
12月31日。
日本では古くから、新しい年に福をもたらして
くださる 歳神様(としがみさま) を迎える
ための大切な日として扱われてきました。
今日は、大晦日の習わしとともに、私自身の
一年の振り返り、そして新たな年への思いを
記したいと思います。
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1.大晦日の主な風習と意味
◆ 除夜の鐘
大晦日の夜から新年にかけて、お寺では
108回の除夜の鐘が打たれます。
これは、人間が持つと言われる 108の煩悩 を
一つ一つ取り払い、清らかな心で新年を
迎えるという意味が込められています。
◆ 年越しそば
「細く長く生きられますように」という長寿の
願いに加え、そばが切れやすい性質になぞらえて、
一年の苦労や厄を断ち切る という意味もあります。
◆ 年の湯と掃き納め
大晦日の夜に入る特別なお風呂「年の湯」は、
一年の汚れや厄を落とし、心身ともに清める
ためのもの。
また、軽い掃除をして一年を締めくくる
「掃き納め」は、元旦に掃除をして歳神様を
追い出さないための、昔からの知恵です。
◆ 二年参り
大晦日から元旦へと日付をまたいで参拝する
「二年参り」。
旧年と新年の両方に手を合わせるため、
ご利益が二倍になる ともいわれています。
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2.現代の大晦日の過ごし方
現代では過ごし方も多様になりました。
• 家族で紅白歌合戦を見る
• 帰省して親族と過ごす
• 温泉や旅行先で年越しを迎える
• カウントダウンイベントに参加する
• おせちの準備を整える
どんな過ごし方であっても、一年を静かに
振り返り、新しい年に向けて心を整える特別な
一日であることには変わりありません。
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3.一年の感謝をこめて
振り返れば、今年も本当に多くのご縁に恵まれた一
年でした。
お葬式という人生の大切な節目に立ち会わせて
いただいたこと、ご家族の深い想いに触れさせて
いただいたこと、そして毎日の仕事を通して
学ばせていただいたこと。
どれも当たり前ではなく、皆さまのおかげで
続けてこられた時間です。
今年一年、支えてくださったすべての方々へ、
心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
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4.来年の抱負
来年も、「誠実に、まじめに、人にやさしく」
この原点を忘れず、一つ一つのご縁に丁寧に
向き合っていく一年にしたいと思います。
どれだけ時代が変わっても、人と人が向き合う
心の温かさは決して変わりません。
皆さまに安心していただける葬儀社であり
続けるために、そして自分自身が少しでも
成長できるように、新しい年も全力で歩んで
まいります。
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◆ 最後に
皆さまにとって、来る年が穏やかで幸多き
一年となりますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。

感謝。