フィリピンの英雄、マニー・パッキャオ。
彼はボクシング史に名を刻む伝説的チャンピオン
であると同時に、生き方そのものが尊敬される
人物です。
パッキャオが特別なのは、リングの上で稼いだ
莫大なファイトマネーを、自分のためではなく、
母国の貧しい人々のために使い続けてきたこと
です。
それは一時的な寄付やパフォーマンスではなく、
人生をかけた覚悟の行動でした。
家を1,000軒以上、無償で提供
彼は自身の故郷ミンダナオ島などで、家を
持たない貧しい家族のために1,000軒以上の
住宅を自費で建設し、無償で提供しています。
「住む場所がある」という、当たり前の幸せを、
彼は実体験として知っているからです。
収入の半分を貧しい人のために
パッキャオはインタビューで
「ボクシングで得た収入の約半分は、貧しい
人たちのために使っている」と語っています。
2015年のメイウェザー戦という“世紀の一戦”で
得た巨額の報酬も、その多くが慈善活動に充て
られました。
普通なら一生遊んで暮らせるお金です。それでも
彼は、迷いなく人のために使いました。
学費・医療費・生活の支援
「マニー・パッキャオ財団」を通じて、
・何千人もの学生への奨学金
・治療を受けられない人への医療費支援
・災害時の食料や現金の直接支援
を継続的に行っています。
また、漁師のために新しい漁船を何十隻も
寄贈するなど、「仕事を失わない支援」にも力を
入れています。
なぜ、そこまでやるのか
理由は、とてもシンプルです。
パッキャオ自身が、「1日1食も食べられない
ほどの極貧生活」を経験してきたからです。
10代の頃、彼は路上でドーナツを売り、時には
路上ファイトで小銭を稼ぎ、家族に仕送りをして
いました。
あまりの貧しさに、マニラの路上で寝泊まりして
いた時期もあります。
彼はこう語っています。
「自分が苦しかった時、誰かに助けてほしかった。
だから今は、自分が助ける番なんだ」
お金の使い方は、生き方そのもの
あまりに気前よくお金を使いすぎて、
・税金の支払いが大変になった
・周囲から「人に使いすぎだ」と心配された
そんなエピソードがあるほどです。
それでも彼は止めませんでした。
なぜなら彼にとってお金は、自分の成功の証では
なく、人を救うための道具だったからです。
本当の「英雄」とは
強さとは、勝つことではありません。
本当の強さとは、自分が得たものを、誰かの
ために差し出せること。
マニー・パッキャオは、リングの上だけでなく、
人生そのものでもチャンピオンです。
だから彼は、今もなおフィリピンで「救世主」の
ように愛され続けているのだと思います。

感謝。