今日は、お客様からたくさんの勉強になるお話を
お伺いする一日となりました。
この仕事をしていると、日々さまざまな人生と
向き合います。
同じ年齢でも、同じ立場でも、同じ環境でも、
歩んできた道は決して同じではありません。
順風満帆に見える人生の裏に、誰にも言え
なかった苦労があり、穏やかに見える表情の奥に、
長い長い葛藤を抱えておられる方もいます。
お話を聞かせていただく中で、「そんな人生が
あったのか」「そんな想いを胸に生きてこられた
のか」と、胸が詰まる瞬間が何度もありました。
人生は本当に色々です。
一人として同じ人生を歩んでいる人はいません。
若い頃の選択が、後の人生を大きく左右する
こともあれば、思いもよらぬ出来事がきっかけで、
人生が大きく変わることもあります。
努力が必ず報われるとは限らず、誠実に生きて
いても、理不尽な出来事に直面することも
あります。
それでも、人は生きていかなければなりません。
泣きながらでも、迷いながらでも、一歩一歩、
前に進んでいくしかないのが人生なのだと、
今日あらためて教えていただいた気がします。
私達は葬儀という仕事を通じて、人生の「終わり」
に立ち会うことが多い仕事です。
しかしその場には、終わりだけでなく、故人様が
懸命に生き抜いてこられた「人生そのもの」が、
静かに、しかし確かに存在しています。
ご家族のお話の中から伝わってくるのは、
成功や失敗ではなく、「精一杯生きた時間」への
敬意です。
どんな人生であっても、懸命に生きた日々は、
誰にも否定できません。
今日お話を聞かせてくださったお客様の人生も、
決して平坦な道ばかりではありませんでした。
それでも今こうして、穏やかに言葉を紡がれる
姿を拝見し、人はどんな過去があっても、
その人なりに人生を受け止め、前を向いて生きて
いけるのだと、深く心を打たれました。
私自身、この仕事をしていなければ、決して
知ることのなかった人生の重みがあります。
だからこそ、日々出会う一人ひとりのお話が、
私にとっては何よりの教科書です。
今日もまた、「人としてどう生きるか」
「残された時間をどう使うか」
そんな大切なことを、静かに学ばせていただき
ました。
これから先、今日お会いした皆様の人生に、
穏やかな時間と、たくさんの笑顔が訪れます
ように。
辛い時間を越えた先に、必ず心が少し軽くなる
日が来ますように。
そして、ふと振り返ったとき、「この人生で
よかった」と思える瞬間が、一つでも多く
ありますように。
心から、そう願わずにはいられません。
今日いただいたご縁とお話に、深い感謝の
気持ちを込めて。

感謝。