仲間が待っているから

以前、あるご主人様のご葬儀の打ち合わせで、

喪主の奥様がご主人様の事を色々お話

していただきました。ご主人様は太平洋戦争で

戦場に行かれ、戦争を体験され運良く、

ご無事で帰国されたそうです。いつもの口癖は

「仲間があっちで待っているから、いつお迎えが

来てもいい、早く仲間に会いたい。」

そう言われていたそうです。

それでも、せっかく生かされた命なので、

少しでも人様のお役に立てるよう一生懸命

生き抜いて来られたそうです。

私も20年前に戦争を体験している伯父を

亡くしましたが、伯父から聞かされた戦争の

話は想像を絶するものでした。

私達、戦争を知らない世代は何を想い、

何を次の世代の子供たちに伝えて行けば

良いのでしょう? それはお父さん、

お母さん、お祖父さん、お祖母さんから

教わった多くの事ではないでしょうか?・・・

ご主人様が安らかであり、そして、お仲間の

皆様と再会される事を心よりお祈りいたします。

感謝。