遺言書とエンディングノートは、両方とも
人生の最後の段階で重要な文書であり、
自分の望む形で財産や意思を残すことが
できます。ただし、その目的や内容は
異なります。
遺言書は、財産分与や後見人指定など、
死後に関わる法的な事項を定める文書です。
遺言者が亡くなった後、その内容が
実行されます。遺言書は、遺産分割や
後継者などを明確にしたり、税金の支払いを
軽減するために使われます。
一方、エンディングノートは、人生の最後に
思い出や感謝の気持ちを記録する文書で、
遺言書とは異なる目的があります。
主に、自分の死後に残したいメッセージや、
自分自身の遺したい形で終末期のケアに
ついて記録するものです。身近な人への
感謝の気持ちや、遺品の処分方法、自分の
葬儀や葬儀のスタイル、遺骨の扱い方など、
個人的な意見や希望をまとめることが
できます。
要するに、遺言書は法的な規制に基づいて
財産分与や後見人指定などを記載し、
エンディングノートは、個人的な感情や
思い出、希望をまとめているものです。
どちらも、大切な文書であり、亡くなった
後に残すものです。
感謝。