人は昔から、目には見えないものに手を合わせて
きました。
それは神様かもしれません。
仏様かもしれません。
あるいは、亡き人への想いかもしれません。
祈りには、決まった形はありません。
静かに目を閉じる人。
空を見上げる人。
手を合わせる人。
心の中でそっと願う人。
その全てが、「祈り」なのだと思います。
「どうか元気でいてほしい」
「事故なく帰ってきてほしい」
「苦しみませんように」
「安らかでありますように」
人は大切な誰かを想う時、自然と祈っています。
葬儀の場でも、多くの祈りに触れます。
涙を流しながら、故人様に語りかけるご家族。
言葉にならなくても、手を合わせる姿だけで、
深い想いが伝わってきます。
祈りとは、特別な人だけが行うものではなく、
誰の心にもあるものです。
宗教や宗派を超えて、人を想う気持ちその
ものが、祈りなのかもしれません。
忙しい毎日の中で、立ち止まる時間は少なく
なっています。
だからこそ時には、静かに目を閉じ、誰かの
幸せを願う時間も大切なのだと思います。
その祈りは、きっと誰かの心を支え、自分自身の
心も優しく包んでくれるはずです。

感謝。