休日、車でドライブをしていると、一匹の亀が
道路を懸命に横断していました。
このままでは、車にひかれてしまうかもしれ
ない。
そう思い、安全な場所に車を止め、そっと亀を
捕まえて、進もうとしていた方向の道端まで
運んであげました。
その間、後ろから来た何台もの車のドライバー
の方々も状況に気付き、ゆっくりと走りながら
温かく見守ってくださいました。
誰一人として急ぐ様子もなく、小さな命を
大切にするその優しさに、私の心も温かく
なりました。
葬儀の仕事をしていると、命の尊さについて
深く考える機会が数多くあります。
だからこそ、人の命だけでなく、動物や植物を
含め、すべての命には生きる権利があるのだと
あらためて感じます。
ほんの数分の出来事でしたが、その小さな
行動によって一つの命が未来へつながったで
あれば、こんなに嬉しいことはありません。
優しさは、決して特別なことではなく、
ほんの少し立ち止まる勇気から始まるの
かもしれません。
あの日、ゆっくりと待ってくださった
ドライバーの皆様にも心から感謝しています。
どうかあの亀が、これからも自然の中で
元気に生き続けてくれることを願っています。
命は、大きさで価値が決まるものでは
ありません。
どんな命にも、かけがえのない人生があり
ます。
そのことを忘れずに、これからも一日一日を
大切に過ごしていきたいと思います。

感謝。