Skip to main content

ブログ

ホーム ブログ 友引に想う ― 臨機応変のこころ

友引に想う ― 臨機応変のこころ

葬儀業界では、昔から友引に葬儀を行わない

という習慣があります。

「友を引く」と書くことから、縁起を気にして

避ける方も多くおられます。

しかし、実はこの「友引」をどう捉えるかは

宗派や地域によって異なります。

ある宗派では「迷信にすぎない」とし、気にせず

葬儀を行うところもあります。

一方で、古くからの慣習を重んじ、「友を引く

日には控えるべき」とされる方もおられます。

たとえ迷信であっても、ご親戚やご近所の方から

「どうして友引に葬儀を?」と問われることも

あります。

人の心には「理屈」ではなく「感情」で動く

部分があるからこそ、私たちはその両方を大切に

考えなければなりません。

一方で、都会では火葬場の予約が数日先まで

いっぱいという地域もあります。

「友引だからやめましょう」では通らない現実も

あるのです。

そんな時、あるご住職がおっしゃいました。

「臨機応変で良いんですよ。」

その言葉に救われたことを、今でも覚えて

います。

葬儀とは“形”だけでなく、“心”をどう整えるか。

宗派の教え、ご遺族の想い、そして地域の

事情照らし合わせながら、その都度、最善を

尽くすことが私たちの務めです。

今日もまた、たくさんの「想い」に寄り添い

ながら。

私たちは臨機応変に、そして誠実に、

一つひとつの葬儀を丁寧にお手伝いして

まいります。

感謝。


ご葬儀や費用のこと、
お気軽にお問い合わせください
急を要する場合や、
些細な質問でも構いません。
先ずは、ご連絡ください。