葬祭の仕事をしていると、命というものは、
決して永遠ではないと強く感じます。
昨日まで元気に話していた方が、突然旅立たれる
事もあります。
長く病気と向き合いながら、最期の時を迎え
られる方もいます。
人それぞれ人生は違いますが、ひとつだけ
共通している事があります。
それは、誰にも順番が分からないという事です。
朝露が朝日を受け、静かに蒸発していくように、
命もまた、いつか静かに終わりを迎えます。
まさに諸行無常。
この仕事をしていると、その言葉を実感する
瞬間が何度もあります。
そして思うのです。
次は自分かもしれない。
明日かもしれないし、何十年後かもしれません。
それは誰にも分かりません。
だからこそ、当たり前の今日が、本当は
当たり前ではない。
家族と笑える時間も、何気ない会話も、仕事が
出来ることも、ご飯が美味しいと思えることも。
全部、奇跡の連続なのかもしれません。
命の終わりを見つめ続ける仕事だからこそ、
私達は逆に、命の尊さを教えていただいています。
人生は長さではなく、どう生きたか。
そして、誰を大切にしたか。
朝露のように儚い命だからこそ、今日という
一日を、大切に生きたいと思います。

感謝。