葬儀の打ち合わせで、意外と時間がかかる
もののひとつが「遺影写真選び」です。
ご家族で写真を見ながら、
「これは少し若すぎるね」
「この時のお父さん、いい顔してる」
「こっちの方がお母さんらしいよ」
そんな会話が始まります。
不思議なもので、写真はただの記録ではあり
ません。
その人の性格や、家族との距離感、その時の
空気まで思い出させてくれます。
かしこまった写真より、
旅行先で笑っている写真。
孫と一緒に写っている写真。
少し照れたような表情の写真。
そうした何気ない一枚の方が、「その人
らしい」と選ばれることもあります。
遺影写真だからといって、必ずしも立派な
写真である必要はありません。
大切なのは、残されたご家族が見た時に、
「ああ、この顔だったな」
と思えることではないでしょうか。
最近はスマートフォンの中に、たくさんの
写真が残っています。
今日、少しだけ昔の写真を見返してみるのも
いいかもしれません。
忘れていた笑顔が、そこに残っているかも
しれません。

感謝。