般若心経は、
智慧の完成を説いた
大乗仏教の重要な経典です。
すべての現象は空であり、
実体がないと説いています。
ここでいう「空」は、
「無」という意味ではなく、
固定された本質がないこと。
物事の本質を見抜くことで、
苦しみから解放されると教えます。
例えば、「色即是空」とは、
形あるものが実は空であり、
固定された存在ではない、
という真理を表します。
さらに、「空即是色」は、
空であるがゆえに、
現象が現れることを示します。
この教えにより、私たちは
執着や偏見から解放され、
真の智慧を得られるのです。
般若心経は、その短さゆえ、
仏教のエッセンスを凝縮した
経典とされています。
一行一行、噛み締めながら
読んでみると、人生観が
広がるかもしれません。
感謝。