私たちは、人生の最後に誰かに手を握られ、
「ありがとう」と言葉を交わして旅立てることを、
どこか当たり前のように思っています。
けれど、現実には誰にも看取られず、ひとりで
亡くなる方が増えています。いわゆる「孤独死」
です。
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孤独死は特別な人の話ではない
孤独死という言葉を聞くと、高齢の独居男性を
想像する方が多いかもしれません。
けれど、孤独死は高齢者に限りません。
働き盛りの50代、60代、若年層でも、周囲との
関係が希薄であれば、誰でも起こりうる現実です。
都会でも、地方でも、
一人暮らしの人が急病や事故で倒れた時、
発見まで時間がかかれば、それはもう「孤独死」
です。
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発見が遅れることの現実
孤独死で最も辛いのは、亡くなった方自身だけ
ではありません。
遺されたご家族や関係者が、
・発見の遅れによって状態が悪化していたり
・近隣への影響が出ていたり
・清掃や手続きに多大な労力と費用がかかること
これらの現実に直面し、深い悲しみと後悔に
襲われることも少なくありません。
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防ぐには、日々のつながりしかない
孤独死を防ぐ一番の方法は、日々の小さな
つながりです。
「最近、声を聞いてないな」
「玄関の新聞が溜まっている」
そんな“ちょっとした気づき”が命を守ることも
あります。
電話1本、顔を見に行く時間、手紙やメール――
ほんの少しの行動が、誰かの最期を“孤独”では
なく、“温かいもの”に変える力を持っているの
です。
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トワ家族葬ホール岩国の想い
私たちは、孤独死で亡くなられた方のご葬儀も
数多くお手伝いしてきました。
誰にも看取られなかったけれど、
最後のお別れだけは丁寧に、心を込めて行いたい
――
そんなご遺族の想いを、私たちは大切にしてい
ます。
誰かが人生の幕を閉じるその瞬間、
「独りじゃなかった」と思ってもらえるような
送り方を。
それが、トワの使命だと思っています。
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生きている今、誰かの孤独に気づけたなら
それだけで世界は少し温かくなる。

感謝。