「葬儀が終わったら、すぐに火葬してあげられる」
多くの方がそう思われるかもしれません。
しかし、東京・大阪・名古屋などの都市部では、
実際には「火葬まで10日以上待たなければならな
い」ことが珍しくありません。
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■ なぜそんなに待たされるのか?
理由は明確です。
亡くなる方の数に対して、火葬場の数が足りて
いないのです。
たとえば東京都23区では、火葬場がわずか9カ所
しかありません。
一日で処理できる件数にも限界があります。
しかも高齢化が進む今、亡くなる方は年々増加。
火葬の順番待ちは避けられない状況になって
います。
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■ 「日程が決まらない」ことで起きる混乱
•葬儀の日取りが決められない
•遠方からの親族に予定を伝えられない
•葬儀社との打ち合わせが進まない
•ご遺体の安置期間が長くなる
火葬日が決まらないことは、実務的な問題以上に、
「早く送ってあげたい」というご家族の気持ちに
も大きな負担を与えます。
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■ 安置日数が延びると、費用もかさむ
ご遺体の保存には「ドライアイス」や「冷却装置」
などが必要です。
また、民間の安置施設を使う場合は1日3万円前後の
費用がかかることも。
ご家族にとっては、
•心の区切りがつかないまま
•費用的な負担も増えていく
という二重の苦しみになります。
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■ どう対処すればいいのか?
● 事前相談がカギ
「もしもの時に備えて、どの火葬場が混みやすい
のか?」
「どんな式場なら柔軟に日程を組めるのか?」
こうした情報を事前に知っておくことで、心と
時間に余裕が持てます。
● シンプル葬や直葬の活用
火葬場の空き状況にあわせて、「通夜・葬儀を
行わずに火葬のみ行う」直葬も選択肢の一つ。
「式は後で行う」「自宅でお別れ」など、自由な
発想も必要です。
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■ トワ家族葬ホール岩国では…
私たちが拠点とする岩国市では、今のところ
都市部ほどの火葬待ちは発生していません。
だからこそ、ご家族の希望にあわせて、最短で
翌日の火葬も可能です。
岩国では火葬場がいっぱいで待たされることは
ほぼありません!
小さな街だからこそ、
•顔が見えるお付き合い
•柔軟で迅速な対応
•ご遺族に寄り添った時間の使い方
ができるのです。
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■ 最後に
火葬までの日数が延びることは、決してその人の
価値が下がることではありません。
ただ、現代社会の現実として、
「今すぐに送ってあげたくても、そうできない
ことがある」
それを知っておくだけでも、心の準備ができます。
命を見送るというのは、人生で最も大切な時間
です。
その時間が慌ただしさに押し流されないように、
“もしも”の前に、少しだけ立ち止まって考えて
みませんか?

感謝。