Skip to main content

ブログ

ホーム ブログ そもそも葬儀とは、何のために行うのか?

そもそも葬儀とは、何のために行うのか?

葬儀について考えるとき、「形だけの

行事ではないか?」

「家族葬が主流になった今、葬儀は

必要なのか?」

そんな声を耳にすることが増えてきました。


価値観が多様になり、供養の形も変化し

続ける現代。

だからこそ、一度立ち止まって考えたいのが――

“葬儀とは何のために行うのか?”

という、とてもシンプルだけれど深い問いです。



1. 葬儀は「心の整理」のためにある

人が亡くなるという出来事は、頭では

理解できても、心が追いつかないことが

あります。

葬儀という時間は、突然の別れで乱れた

心を整え、現実をゆっくり受け止めていく

ための“心の儀式” でもあります。

静かな読経、棺に触れる時間、最後のお別れ。

その一つひとつが、ご家族の心を「別れを

受け入れる方向へ」

そっと導いていきます。



2. 故人の人生を“肯定する”時間

葬儀は、故人がどんな人生を歩んだとしても、

「確かに生きていた」

「この世に存在していたことに意味があった」

と、家族や周囲が優しく認める時間でも

あります。

・どんな仕事をしていたか

・どんな性格だったか

・どんな思い出があったか

その人が歩んできた道を振り返り、

最後に「ありがとう」を伝える――

葬儀とは、人生の総まとめの場なのです。



3. “遺された人”のための儀式

葬儀は故人のためのようでいて、

実は 遺された人のため に行われます。

もし葬儀がなければ、人は別れの実感を持てず、

後悔や悲しみが長引くことがあります。

・しっかりお別れをする

・涙を流す

・手を合わせる

この一連の流れは、遺された人の心を守り、

前に進むための力になります。

葬儀とは、家族の心の支えになる“セラピー”の

ような時間でもあるのです。



4. 人と人をつなぐ“最後の時間”

昔の葬儀は、ご近所、友人、会社関係、

地域全体で行うものでした。

時代は変わり、家族葬が増えましたが、

故人を通じて人と人がつながるという本質は

変わりません。

葬儀は、人間関係が一度集まり、別れを共有し、

故人を中心に最後の“絆”を結び直す場でも

あります。



5. 葬儀は、未来へバトンを渡すための行事

葬儀は「終わり」の儀式ではありません。

故人から遺された人へ、“想い”や“価値観”を

静かに引き継ぐ時間でもあります。

・優しさ

・努力家だった姿

・家族への思い

・生き方そのもの

葬儀は、人生を締めくくりながら、未来へと

静かにバトンを渡す時間なのです。



葬儀の形が変わっても、葬儀の本質は

変わらない

家族葬が増え、オンライン葬儀、直葬、樹木葬…

さまざまな供養の形が誕生しています。

けれど、葬儀の本質は昔も今も変わりません。

「人を想い、その生きた証を肯定して、

心を整え、前へ歩き出すための時間」

形は自由であっていい。

でも、意味だけは変わらず大切にしていきたい

ものです。

感謝。


ご葬儀や費用のこと、
お気軽にお問い合わせください
急を要する場合や、
些細な質問でも構いません。
先ずは、ご連絡ください。