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朝露に想う、限りある命

9月に入り、朝晩には少しずつ秋の気配を

感じるようになりました。

この時期は二十四節気でいう「白露

(はくろ)」の頃です。

白露とは、草花に降りた露が白く輝いて見える

季節のことです。

朝日に照らされた露は美しく、宝石のように

輝いています。

しかし、太陽が昇るにつれていつの間にか 

消えてしまいます。

仏教では、人の命の儚さを朝露にたとえる 

ことがあります。

昨日まで元気だった人との突然のお別れ。

まだまだ一緒にいられると思っていた大切な

人との別れ。

私たちは日々の暮らしの中で、明日も今日と

同じように来ると朝露に想う、限りある命つい

思ってしまいます。

けれど、誰にも明日のことは分かりません。

だからこそ大切なのは、今を大事に生きる

ことではないでしょうか。

「ありがとう」

「元気でいてね」

「また会おうね」

そんな何気ない一言も、伝えられる時に伝える

ことが朝露に想う、限りある命大切なのだと

思います。

朝露は消えてしまいますが、そこに露があった

ことまでなくなるわけではありません。

大切な人も同じです。

姿を見ることができなくても、共に過ごした

時間や思い出は私たちの心に残り続けます。

お葬式は、ただ悲しみの中でお別れをするだけ

の時間ではありません。

その方と出会えたこと、共に過ごせたことに

感謝し、「ありがとう」と伝える大切な

時間でもあります。

朝露のように限りある命だからこそ、今日と

いう一日を大切に。

そして、大切な人との時間を大事にして

いきたいものです。

さよならではなく、ありがとう。そして、

また会いましょう。

感謝。


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