今日で9月も終わります。
ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、
朝晩は少しずつ秋を感じるようになってき
ました。
季節が変わるのは、本当に早いものです。
そして年齢を重ねるほど、一か月、一年が
過ぎていくのを早く感じるようになりました。
葬儀の仕事をしていると、時間について考える
ことがよくあります。
昨日まで普通に話をしていた人。
いつものように「またね」と別れた人。
またいつでも会えると思っていた人。
それが突然、最後になることがあります。
だからこそ思うのです。
何でもない一日というのは、実はとても大切な
一日なのではないか。
家族と一緒にご飯を食べること。
「おはよう」と声をかけること。
くだらない話をして笑うこと。
時には意見が合わず、喧嘩をすることさえも。
その時には当たり前すぎて気づきませんが、
振り返ってみると、そんな何気ない日常こそが
大切な思い出になっているものです。
葬儀の際、ご家族から故人様のお話を聞かせて
いただくことがあります。
そこで語られるのは、特別な出来事ばかりでは
ありません。
「毎朝コーヒーを飲んでいました」
「庭いじりが好きでした」
「孫が来ると本当に嬉しそうでした」
「いつも同じ椅子に座ってテレビを見てい
ました」
そんな日常のお話です。
人の人生というのは、大きな出来事だけで
できているのではなく、何気ない毎日の
積み重ねでできているのだなと感じます。
今日で9月が終わります。
皆さんにとって、どんな一か月だった
でしょうか。
嬉しかったこと。
大変だったこと。
うまくいかなかったこと。
いろいろあったと思います。
それでも今日を迎えることができました。
明日から10月です。
新しい月だからといって、何か特別なことを
始めなくてもいいと思います。
家族に「ありがとう」と言ってみる。
しばらく会っていない人に連絡してみる。
一緒にご飯を食べる。
そんな小さなことで十分です。
「いつか」ではなく、「今日できること」を
大切にする。
葬儀という仕事を通して、私たちが教えて
いただいたことの一つです。
9月も多くのご縁をいただき、本当に
ありがとうございました。
10月も、一つひとつのご縁を大切に、ご家族に
寄り添ったお手伝いをしてまいります。
季節の変わり目です。
皆様もどうぞお身体を大切にお過ごし
ください。
そして今日という一日を、大切な人と大切に
過ごしてください。
さよならではなく、ありがとう、そして、
また会いましょう。

感謝。