観光地には毎日のように新しい観光客が訪れ
ます。
商売によっては、一度きりのお客様が
多くても、次々と新しいお客様が訪れることで
成り立つことがあります。
一方、地方の地域密着型の商売は少し事情が
違います。
人口が限られているからこそ、新しいお客様と
の出会いと同じくらい、「またお願いしたい」
と思っていただくことが大切です。
そして地方には、都会とはまた違った特徴が
あります。
家族、親戚、友人、職場、ご近所同士の
つながりがあり、「あそこは良かったよ」
という一言から、新しいご縁につながることも
少なくありません。
だからこそ地方では、目の前のお客様
一人ひとりを大切にすることが、数年後、
十年後の信用につながっていくのだと思い
ます。
これは、どちらの商売の方法が正しい、
間違っているという話ではありません。
観光地には観光地に合った方法があり、都会に
は都会の方法があり、地方には地方に合った
方法があります。
大切なのは、その土地で暮らす人たちが
何を求め、何を大切にしているのかを知ること
ではないでしょうか。
時代が変われば、お客様の考え方も変わり
ます。
企業も変化していかなければなりません。
しかし変えていくものがある一方で、残して
いかなければならないものもあると思います。
それが、地域との信頼関係です。
新しいものを取り入れながら、その地域の声に
も耳を傾ける。
そして、「またここにお願いしたい」
そう思っていただける仕事を一件一件積み重ね
ていく。
地域密着という言葉の本当の意味は、そこに
あるのではないでしょうか。

感謝。