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古きを温めて、新しきを知る ― 変わりゆくお葬式のカタチ ―

お葬式のカタチは、時代とともに大きく変わり

始めています。

中国地方の葬儀費用は、平均で100万円を超え

るという調査もあります。しかし、その金額は

年々少しずつ下がる傾向にあります。

なぜ、一気には下がらないのでしょうか。

そこには、葬儀業界ならではの事情もあるよう

に思います。

葬儀社も企業である以上、利益を上げなければ

存続できません。少しでも立派な祭壇や、高価

なお棺をお勧めしたいという思いがあるのも

事実でしょう。

また、お客様に対して、最初から一番安いもの

をお勧めすることが、必ずしも親切とは限り

ません。

「大切な方のお葬式なのに、安いものを

勧められた」

そう感じられるご家族もいらっしゃるかもしれ

ません。

だからこそ、お葬式という仕事は難しいの

です。

しかし、時代は確実に変わっています。

できるだけ費用を抑えたい。家族だけで静かに

送りたい。形式にとらわれず、故人らしい

お別れをしたい。

そうしたご希望が、以前にも増して多くなって

いると感じます。

その背景には、少子高齢化や核家族化、ご近所

付き合いの変化、そして何より、人の死や儀式

に対する価値観の変化があります。

かつては当たり前だったことが、今では当たり

前ではなくなっています。

10年前の常識が、今では非常識になっている

かもしれません。

そして、今の常識も、10年後には通用しなく

なっているかもしれません。

この時代の流れを、私たち葬儀社の都合で

止めることはできません。

大切なのは、変化を恐れることではなく、

変化に気づくこと。そして、お客様が本当に

何を望んでいらっしゃるのか、その声に真剣に

耳を傾けることだと思います。

高価な祭壇だから立派なお葬式になるわけでは

ありません。

安いお葬式だから、寂しいお別れになるわけ

でもありません。

たとえ少人数であっても、たとえ質素なお葬式

であっても、ご家族の心に温かい思い出が残る

のであれば、それは素晴らしいお葬式だと思い

ます。

ただし、時代が変わったからといって、何も

かも新しくすればよいというものでもあり

ません。

日本には、長い年月をかけて受け継がれてきた

葬送の文化があります。

故人に手を合わせること。お線香をあげる

こと。

感謝の気持ちを伝えること。そして、残された

人たちが、悲しみの中で少しずつ心の整理を

していくこと。

こうした大切な営みまで、時代の変化とともに

失ってはならないと思います。

変えるべきものは変える。守るべきものは

守る。

私たちトワは、これからもお客様の声を大切に

し、新しい時代にふさわしいサービスを追求

してまいります。

そして、日本古来の美しい儀礼文化を大切に

しながら、心のこもったお手伝いを続けていき

たいと思います。

古きを温めて、新しきを知る。

お葬式のカタチは変わっても、大切な人を想う

心だけは、いつの時代も変わらないのです。

感謝。


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