通夜振る舞いは、通夜の後に設けられる、故人を
偲びながら共に食事をする大切な時間です。
単なる「食事会」ではなく、故人との最後の
ひとときを共有し、参列者同士が思い出を
語り合い、故人への感謝とお別れの気持ちを
深めるための場でもあります。
【通夜振る舞いの基本マナー】
• 勧められたら、必ず少しでも箸をつける
通夜振る舞いは、遺族から「ぜひ故人の供養の
ために召し上がってください」と勧められて
設けられるものです。辞退せず、少しでも箸を
つけるのが礼儀とされています。
• 長居をしない
適度な時間で切り上げるのが基本です。長時間
居座ることは遺族に負担をかけるため、食事を
いただいたら、頃合いを見て席を立ちます。
• 静かに、故人を偲ぶ場としてふるまう
大声で談笑したり、騒いだりすることは控え
ましょう。あくまで故人を偲び、思い出を語る
静かな場として過ごします。
しかし、故人様がにぎやかな事が好きだった場合
や、大往生を遂げられた場合などは臨機応変で
良いと思います。
【通夜振る舞いに込められた想い】
通夜振る舞いには、「故人と共に最後の食事を
する」という意味が込められています。
そのひとときは、悲しみの中にもあたたかさが
宿る、大切な時間。
故人への感謝を胸に、心静かに過ごすことが、
何よりの供養となるでしょう。

感謝。